転職とは?転職活動を始める前に知っておくべき6つのポイント

転職活動を始める前に知ってほしいこと

このページは、転職活動を始める前に読んでいただければ参考になると思います。インターネットで表示される検索結果に身を委ねて転職活動をスタートしてしまうと、あっという間に迷路に迷い込みます。

転職エージェントのマーケティング担当として10年間働いてきた経験と知識をもとに、このページでは求職者がどのように転職活動を進めるべきか、わかりやく説明していきます。

転職の道のりは長い

転職を思い立った瞬間、あるいは転職をせざるを得ない状況に直面した瞬間から、長い転職活動がはじまります。

転職を思うに至ったきっかけや背景は、どういったものでしたでしょうか。

経理財務や購買、人事総務など管理部門で働いている方であれば、「経営層の考え方や指示のあり方に疑問を感じたことがきっかけで会社の将来に自身の未来を重ねられなくなった」と、いう理由でしょうか。

営業職の方であれば、「取り扱う商材を変えたい。もっと年収を上げたい。インセンティブが高いところへ行きたい。語学力を生かして海外営業へ転身したい」という動機でしょうか。

ITやWeb、マーケティングで働いている方であれば、「古い自社システムを使い続けなければならない状況に置かれている一方で世の中には最先端の技術がどんどん進化している。果たして自身のスキルは今の会社にいて大丈夫なのか」といった焦燥感が理由でしょうか。

転職動機はみんな違う

職種によって転職の動機や背景は異なります。

理由がさまざまなのですから、転職のゴール、つまり何をもって転職を成功とするのかという目標も異なります。特に動機が現社や環境への「不満」の場合、転職活動を続けるなかで多くの情報に翻弄され、目標を見失う方が多くいます。

こうした方は、複数の企業で選考を繰り返し、場当たり的な回答や応募動機を作るなかで、本意を見失っているように見えます。結果的にそこそこ年収も上がり、表面的にはオフィス環境も良い転職先が見つかり入社するも、半年もすれば「不満」が出てきて結局辞めてしまうということになります。

こういった不満が動機の方のなかには、おそらく現社をやめないほうが良い方が多数います。

ポイント

  • 転職動機が「現職への不満」の場合は、転職しないほうが良い場合も

”転職潜在層”と”転職顕在層”という考え方がある

今あなたの転職意識、意欲はどんな状態でしょうか。

転職エージェントのマーケティング担当者は、求職者を転職潜在層と転職顕在層という分類をします。転職潜在層のステージにいる方を、Passive Candidate、顕在層にいる方をActive Candidateと呼んだりします。

転職顕在層と転職潜在層をイメージした図

 

転職潜在層はその名の通り、「なんとなく転職したいかも」、「良い条件・環境の会社があれば転職したいな」と、思っている求職者です。

今あなたがこの状態、ステージにいるのであれば、ご自身の明るい未来であったり、笑顔で気の合う同僚と生き生きと働いている風景が、頭に浮かんだりしているのではないでしょうか。時々、インターネットで求人を検索してみたりしていることでしょう。総合商社やインターネット大手の求人ページを見ていたりするかもしれません。あなたのインサイト(感情・思考)は、ワクワクや楽しさに溢れていると思います。そういう転職潜在層の方であれば、このWebサイトで展開している各コンテンツは、あくまで参考程度に見てください。そして、「転職を本気でするぞ」と気持ちが固まるまで何も行動を起こさないことをおすすめします。

なぜなら、今の状態で活動しても間違いなくどの企業からも内定を得ることはできないからです。

なんとなく作った選考書類(履歴書・職務経歴書)や、なんとなく臨んだ面接は間違いなく採用担当に見抜かれ、全て不採用になります。得るものは何も無く、徒労だけが残るでしょう。

決してあなたの夢を打ち砕こうとか、転職を思い止まるよう誘導しようと思っているわけではありません。転職は決して甘いものではないということをお伝えしたいだけです。また、もし仮に今の心境と状態で1社でも応募や申し込みを行ったら、この人生で二度とその企業へ応募することはできません。もし本気で応募をしたら内定を得ていたかもしれない企業で不採用通知を受けるほどもったいないことはありません。

本当に転職に向き合う時のために、今はなんとなくで良いですからアンテナを少しだけ張って、情報収集に徹してほしいと思っています。

さて、あなたが転職顕在層である場合、今まさに不安感や孤独感に包まれているものと思います。世の中にはあまりに多くの情報が溢れていて、何を選択しどのように転職活動を進めていけばよいのか途方に暮れているのではないでしょうか。

 

ポイント

  • 転職潜在層と転職顕在層のどちらに自分がいるのか考えてみましょう
  • 転職潜在層は、まだ転職活動をスタートしないほうが良い

インターネット上には2億件も求人情報がある

いま転職活動の主流はインターネットです。

インターネットで、それこそ真剣に自分が求める求人を検索した方ならわかりますが、例えばGoogleやYahoo!で「転職」や「採用」に関係するキーワードを打ち込むと、それこそ1億件を超えるページがヒットします。「求人」といったキーワードではなんと2億件以上の検索結果が表示されます。

もちろん、この検索結果の中から希望する業界、職種、勤務地、雇用形態と検索条件を絞り込めばあなたが求める検索結果に近づいていきますが、それでもまだまだ多くの情報があなたに押し寄せてきます。

たとえば「転職」というキーワードをもとに、いくつか条件を絞り込んで検索してみます。検索条件を「転職 東京 営業」とセットして検索してみると1290万件がヒットしました。

検索結果1ページ目には、「マイナビ転職」とか「リクナビNEXT」とか「DODA」など、テレビCMや電車広告で見たことのある企業のWebサイトが表示されています。

そうしたどこかで聞いたことのある企業名に混ざって「indeed(インディード)」というWebサイトも表示されています。

転職や求人情報はインターネット上で情報過多

参考までに、いま表示された「マイナビ転職」、「リクナビNEXT」、「DODA」、「indeed」のWebサイトを順番にクリックして見てみます。

まず、「マイナビ転職」をクリック。すると、東京が勤務地であろう営業職の求人が数百件表示されました。

表示されたページ内では希望する条件が絞り込めるよう複数のチェックボックスが表示されています。正社員、契約社員、アルバイトなど、雇用形態が選べるので「正社員」にチェックを入れ、さらに「初年度年収」という希望条件も選択できるようなので600万円を選択し検索してみます。

すると、200件を超える求人がヒットしました。

検索結果ページには、求人企業の従業員であろう社員の写真とともに求人のタイトルが一覧となって表示されています。あまり聞いたことのない企業が並んでいますが、そのうちのA社の求人詳細を見てみます。

このA社に応募をしようとするとマイナビ転職への会員登録が求められます。この会員登録を行えばA社へ応募ができるようです。(・・・と、ここで嘘の申し込みをしてはご迷惑をお掛けしますのでいったんストップします)

次に「リクナビNEXT」のWebサイトを見てみます。こちらもマイナビ転職と同じく東京勤務地の営業職求人が数百件表示され、その後、求人企業に申し込むことができます。

「DODA」も「マイナビ転職」、「リクナビNEXT」と同様、東京の営業職の求人が表示され、求人企業へ直接申し込むことができます。

いま見てきた3社のWebサイトで共通しているのは、企業の求人情報が従業員の顔写真や職場の風景写真とともに紹介されていてわかりやすいということ、そして、気に入った求人があれば各サイト上で会員登録したうえで直接応募できるという点です。

こうしたいろんな企業の求人を集めて応募できるWebサイトを、人材業界では求人サイトと呼んでいます。

ポイント

  • 求人企業の求人をまとめたWebサイトを求人サイトと呼ぶ
  • 求人サイトでは各求人企業の情報がリッチに作られている

indeed(インディード)という求人特化型の検索エンジン

次に、先ほど表示されたindeed(インディード)というWebサイトを開いてみます。

サイトを開くと、先ほど検索した「東京 営業」という検索条件に沿った求人が一覧で表示されています。ページの上部を見ると、検索結果が12万件と表示されています。求人が一覧で並んでいますが、先ほどの求人サイトとは異なり、タイトルに統一感がありません。タイトルの下の説明文を見ると、どういった仕事内容なのかなんとなくイメージがつくといった具合です。

各求人の左下を見ると薄いグレー色で、「ハローワーク」とか「リクナビNEXT」とか書かれています。それぞれ求人をいくつかクリックするとわかりますが、indeed(インディード)で表示された求人を見ようとすると、各求人の表示画面はまったくバラバラです。

よくよく見ると、求人をクリックするたびに、ハローワークの求人ページに飛ばされたり、リクナビNEXTの求人に飛ばされていることに気づきます。求人に申し込もうとすると各求人専用の応募フォームが現れます。

なんだかおかしなUI/UXですが、このindeedというWebサイトは求人特化型検索エンジンと呼ばれるもので、検索エンジンと呼ばれる通り、いろんな求人を集めてくることに長けたメディアなのです。

SEOに強いため、転職や求人に関するキーワードでGoogleやYahoo!で検索行動を起こした際、ほとんど必ずと言ってよいほど検索結果に表示されてきます。

ポイント

  • indeed(インディード)は求人情報を検索することに特化した検索エンジン
  • 希望する職種や勤務地、条件をセットして検索することができる

求人サイトへの安易な登録は転職活動を混乱させる

さて、このように求人サイトやindeedといったWebサイトが求人を探そうとする時、検索でたくさんヒットすることがわかりました。

求職者は、自分が希望する業界や職種、会社名などを次々にGoogleやYahoo!で打ち込んでいけば、自然と求人サイトや求人特化型検索メディアに導かれ、さらにそれらの求人専門メディアをうまく活用して検索を繰り返していけば、希望や理想に近い求人に出会えることになるでしょう。

たとえばリクナビNEXTでよい求人を見つけたので会員登録して応募する。次にマイナビ転職でよい求人を見つけたので会員登録して応募する。indeedでよい求人を見つけたので求人を掲載している求人サイトに会員登録して応募する・・・・・

しかし、この進め方は絶対に止めたほうがよいです。

なぜなら、上記のようにインターネットで検索を繰り返すたびにいろんな求人サイトに登録し応募をしていくと、瞬く間に各求人サイトに登録したメールアドレスの受信ボックスがパンクしていくからです。

ポイント

  • 求人サイトへの安易な登録は避けましょう

本当に魅力的な求人は検索では探せない

登録したその瞬間から、あらゆる求人サイトから、おすすめの求人情報が毎日のように送られてきます。また、求人サイトはスカウトサービスというものも求人企業側に提供しており(求人サイトに登録する際にスカウト機能を利用するか求職者側にも聞かれますが)、そうした各社の人事採用担当者から毎日のようにスカウトメールが送られてくることとなります。

無数に送られてくる求人情報。

その情報整理に忙殺され、ほとんどの方がどの求人サイトに登録したのかさえ分からなくなるほど、あなたは疲労困憊してしまうことでしょう。

そしてもう一つ、上記のやり方を避けたほうが良いという理由があります。それは、インターネットや求人サイトで検索していけば気づくのですが、自分が望むような魅力的な求人にはなかなか出会えないからです。

ポイント

  • ・求人サイトに登録した瞬間から溢れんばかりの求人情報が飛んできます

魅力的な求人は“非公開”が当たり前

2016年、2017年と有効求人倍率は過去にないほどの上昇トレンドにあり、厚生労働省によるとバブル期を超える1.5倍とも発表されています。数字だけ見れば、企業は採用難で、求職者にとっては求人が選びたい放題という状態です。こんな状態であるなら企業は求人をどんどんPRしているはずで、インターネットで検索していけば自然と良い求人に出会えるものと思ってしまいがちです。

しかし、現実はそうではありません。

有名企業や人気職種に顕著ですが、世の中には公開されていない求人が、あなたが思っている以上にたくさん存在しています。

なぜそうした求人は公開されていないのでしょうか。

それは、人事採用担当のリソースの問題があります。有名企業や人気職種をインターネットに公開し採用活動を行うと、応募が殺到します。その応募者対応で人事採用担当者がパンクしてしまうからです。

求職者が求人を選びたい放題という世の中であると求人倍率は示しているもののそれはマクロな話であって、本当に魅力的な求人というのは応募が殺到するため、非公開とされている。そして、知名度がない企業には応募が集まらないという図式であるのが実態なのです。

ポイント

  • 魅力的な求人は誰にとっても魅力的であるため、応募が殺到します

良い求人を取り扱う存在、それが転職エージェント

では、求職者はそういった公開されていない魅力的な求人をどうやって探せばよいのでしょうか。

ひとつには上述したような求人サイトへ登録することで、そうした有名企業の採用担当者からダイレクトなスカウトを受けるというやり方があります。しかしそれも自分が希望しない業界や職種でのアプローチが続く可能性もありますし、やはりメールのやり取りが億劫になることは間違いありません。

自分が憧れている企業の求人を検索で見つけることができ、それが求人サイトに掲載されていた、あるいはindeedで見つけられたので応募する。そしてその結果、選考が順調に進み、見事内定が得られた。これが転職における理想的な流れなのかもしれませんが、現実的には憧れの企業の求人が見つからない(わからない)、憧れの企業求人を見つけられたので応募したけどウンともスンとも返事がない、というケースがほとんどです。

また、憧れの企業というのはあくまでイメージであって、本当に自分にとって最適かつ最善の企業であるのか、ほかにもっと良い環境があるかもしれないということもあります。

自分自身のこれまでの経験を活かしながら、具体的あるいはぼんやりとした転職先のイメージではあるもののそうした求人がないか相談でき、見つけてくれるような存在、世の中に公開されていない魅力的な求人に出会うことができるかもしれない可能性を持つ存在。

それが転職エージェントと呼ばれる企業です。

この後、そうした転職エージェント各社を紹介していくとともに、特徴や良し悪し、利用する際の注意点などを詳しく紹介していきます。

各コンテンツを見ていただいたうえで、転職エージェントを単なる仲介屋と捉えるか、それとも魅力的に感じられるか判断してもらえればと思います。

ポイント

  • あなたにベストな求人は公表されていないと思うべき

 

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